ベネズエラ野党指導者グアニパ氏が自宅軟禁に 釈放後わずか1日で再拘束
昨年ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マチャド氏の盟友として知られる野党指導者グアニパ氏が、自宅軟禁下に置かれていることが10日、家族の話で明らかになった。グアニパ氏はマチャド氏と協力し、独裁色を強めたマドゥロ政権に対抗した元国会副議長である。
釈放からわずか1日で再拘束 検察が条件違反を主張
グアニパ氏は昨年5月にテロ計画に関与したとして拘束され、今月8日に釈放された。しかし、検察は9日に「釈放の条件を守らなかった」として、再び拘束した。釈放からわずか1日での再拘束は、政治的な緊張を高めている。
家族はX(旧ツイッター)を通じて、政治犯釈放を後押しするトランプ米大統領に感謝を示した。同時に、「自宅軟禁が拘束であることは変わりなく、完全な自由を求める」と訴え、当局の対応を批判している。
ロドリゲス暫定政権の対応と国際的な動き
ロドリゲス暫定政権は、トランプ政権の意向を受けて政治犯の釈放を進めているとされる。しかし、釈放の際にメディアの取材に応じないことを要求していると報じられており、透明性に疑問が残る。
グアニパ氏は釈放後、記者団に対して「民主主義と自由の国を築く」などと語った。この発言が当局に問題視され、再拘束につながった可能性がある。ベネズエラでは、野党勢力に対する抑圧が続いており、国際社会から懸念の声が上がっている。
この事件は、ベネズエラの政治情勢が不安定であることを浮き彫りにしている。グアニパ氏の自宅軟禁は、政治犯の扱いをめぐる議論を再燃させ、人権問題への注目が高まっている。