産後脱毛で全身の毛が抜け落ち、スキンヘッドになった体験
2024年12月に第3子を出産した起業家の小林味愛さんは、2025年2月ごろから産後脱毛が始まり、あっという間に全身の毛が1本もなくなりました。髪の毛は完全に抜け落ち、スキンヘッド状態に。眉毛やまつ毛、体毛もすべて消失し、日常生活に大きな影響を与えました。
産後脱毛の重症例「汎発性脱毛症」と診断
小林さんは、第1子と第2子の産後は軽度の脱毛だったものの、第3子の産後は状況が一変。数週間で髪の毛がみるみる抜け落ち、産婦人科を受診しましたが、皮膚科を勧められました。近所の皮膚科では血液検査を受けましたが、結果はすべて異常なし。診断は「円形脱毛症」で、特に重症な「汎発性脱毛症」とされました。
医師からは以下の説明を受けました:
- 飲み薬は副作用の可能性があり、再発リスクもある
- 保険適用外で費用がかかる
- 大きな病院でないと十分な治療が難しい
- ステロイドを頭皮に塗り、経過観察が必要
ステロイド治療を続けましたが、抜け毛は止まらず、不安が募りました。自費で追加の血液検査や人間ドックを受けましたが、結果はやはり異常なし。ネットで見つけた養毛法を試しましたが、効果はありませんでした。
ウィッグ生活の始まりと工夫
スキンヘッドになった小林さんは、ウィッグ生活を始めました。最初は本格的な人毛ウィッグを使用しましたが、ピンでの固定や締め付けで頭痛が起こり、扱いにも緊張しました。そこで、途中から人工毛の「パジャマウィッグ」に切り替えました。これは帽子のようにかぶれるタイプで、1万円以下と軽くて楽です。
眉毛はシールを使用し、まつ毛は諦めることに。これらの工夫で、外見を自然に保つことができました。
適切な病院探しと回復への道のり
病院探しには約半年を要しました。ネット情報はビジネス色が強く、信頼できる情報が少なかったです。母の情報網を頼りに、「頭皮の専門医」がいる皮膚科を見つけました。ここで処方された薬が合い、1か月後には毛が生え始め、回復が急速に進みました。現在は「ベリーショート」程度まで回復しています。
医師からは、脱毛の原因は出産やストレスが「きっかけ」となり得るが、特定は難しいと説明されました。遺伝的体質やアトピー素因も関係すると言われています。
希望のメッセージと現在の様子
小林さんは、同じ症状で悩む人に向けて「一人じゃないよ!」とメッセージを送ります。最近は髪の毛が生えたことで、印象が変わったと言われることも増えました。ベリーショートをきっかけに、1年ぶりに美容室でヘッドスパを受け、久しぶりのご褒美を楽しんでいます。
皮膚科の医師によると、産後に同様の症状を経験する女性はごくまれにいるそうです。小林さんは、自身の体験を共有することで、不安を抱える人々に希望を伝えたいと考えています。