第100回記念女流名家舞踊大会が華やかに幕 13流派25人が浅草公会堂で最後の競演
女流名家舞踊大会100回で幕 13流派25人が最後の競演

第100回記念女流名家舞踊大会が華やかに閉幕 13流派25人が最後の舞台を飾る

日本舞踊の名手が競演する「第100回記念 女流名家舞踊大会」が2月11日、東京都台東区の浅草公会堂で開催され、1946年から続く長い歴史に幕を下ろしました。東京新聞が主催するこの伝統ある大会は、今回が最後の公演となり、13の流派から集った女性舞踊家25人がそれぞれの技を競い合い、華やかなフィナーレを飾りました。

多彩な演目で観客を魅了 24の舞台が繰り広げられる

大会では、各流派を代表する舞踊家たちが磨き上げた計24の演目が披露されました。夜の部の幕開けを飾った寿柳眞理子さんは、祝儀曲である清元「北州」を格調高く踊り、会場を荘厳な雰囲気で包み込みました。出演20回の表彰を受けた坂東雅さんは、長唄「女伊達」で豪快かつ美しい所作を見せつけ、観客から大きな拍手が沸き起こりました。

その他の出演者たちも、しっとりとした情感あふれる地唄舞や、猫のしぐさを巧みに取り入れた明るい新内節の舞踊など、多様な演目を次々と披露。会場に詰めかけた大勢の観客は、日本舞踊の深い魅力と豊かな表現力に引き込まれ、最後の公演を心ゆくまで楽しんでいました。

78年の歴史を振り返る パネル展示で往時を偲ぶ

会場内では、過去の新聞紙面やプログラム、出演者の舞台写真などを集めた特別なパネル展示も行われ、大会の78年にわたる歩みを振り返ることができました。来場者たちは熱心に展示に見入り、長きに渡って日本の伝統芸能を支えてきたこの大会の歴史的意義を改めて実感している様子でした。

この大会は戦後間もない1946年に始まり、数多くの女性舞踊家がこの舞台で腕を磨き、成長してきました。第100回という節目の年に幕を閉じることで、一つの時代が終わりを告げることになりましたが、その輝かしい遺産は今後も日本の舞踊界に受け継がれていくことでしょう。

浅草公会堂を埋め尽くした観客たちは、最後の公演を目に焼き付けながら、それぞれの思い出を胸に会場を後にしました。日本舞踊の華やかな競演の場として親しまれてきた女流名家舞踊大会は、ここにその長い歴史に静かに幕を下ろしたのです。