マリニン、初の五輪で王者の風格を発揮 ミラノ・コルティナ大会男子SP首位に
2026年2月10日、ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート男子ショートプログラムが行われ、世界選手権2連覇中のイリア・マリニン(アメリカ)が見事に首位に立った。この大会が初めての五輪出場となるマリニンは、重圧を感じつつも、王者としての実力を存分に発揮した。
団体戦での重圧を乗り越え、冷静さを取り戻す
マリニンは試合後、五輪の独特な雰囲気に戸惑いを感じたと語った。「ときに重圧にのまれそうになる。団体のショートプログラムがまさにそうだった」と振り返る。しかし、短期間で大会との向き合い方を変え、「興奮しすぎず、冷静でいること。氷上での時間を楽しむようにした」と心境の変化を明かした。この調整力こそが、世界王者としての彼の強さの一端を示している。
強気で大胆な演技で観客を魅了
スタンドには多くの星条旗が揺れる中、マリニンは「人生の旅」をテーマにしたプログラムに没頭。4回転フリップや後半の4回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプを成功させ、終盤にはバックフリップ(後方宙返り)も披露し、観客を沸かせた。これにより、いつもの強気で大胆な姿が完全に戻ってきたことが確認された。
米国勢連覇へ向け、フリーで頂点を目指す
フリープログラムでは、2022年北京五輪男子で優勝したネーサン・チェンに続く、米国勢の連覇がかかる。マリニンはチェンについて、「北京に向けて準備する彼と一緒に練習し、彼がどれだけ努力したのかを見た。自分も同じだけの努力とエネルギーをささげる刺激になった」と語り、先輩からの影響を力に変えている。フルパワーで頂点をつかみにいく意気込みが感じられる。
ミラノ・コルティナ五輪は、フィギュアスケート男子部門で熱戦が続いており、マリニンの今後の活躍に注目が集まっている。