大阪・関西万博の遺産を後世に伝える記念館整備へ
大阪府と大阪市は、大阪・関西万博が開催された人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の跡地に、万博のレガシー(遺産)を継承するための「EXPO2025記念館(仮称)」を整備する方針を固めた。府関係者への取材により明らかになった。この計画は、万博の成果を恒久的に保存し、来訪者に振り返りの機会を提供することを目的としている。
大屋根リング近くに新設、展示や交流スペースを設置
府関係者によると、記念館は、北東部分200メートルの保存が決定している大屋根リングの外側近くに新設される予定だ。館内には、万博を振り返る展示コーナーや、来館者同士の交流を促進するスペースが設けられる。この一帯には都市公園も整備され、記念館とともに大阪市が管理を担当する見込みである。
建設費と管理費用の財源を調整、政府や経済界と連携
建物の詳細な構造については今後検討を進めるが、建設費は大阪府と大阪市からの支出に加え、国の交付金や企業からの協賛金も一部充当することを念頭に、政府や経済界との調整が進められる。また、府と市は、記念館の管理費用として、最大370億円と見込まれる万博運営費の剰余金を活用したい考えで、万博のレガシーを議論する政府の「成果検証委員会」で理解を求めていく方針を示している。
この整備計画は、万博終了後の夢洲の活用策として注目されており、地域の観光や文化振興にも寄与することが期待される。記念館の具体化に向けて、今後さらなる詳細が発表される見通しだ。