ミラノ五輪女子アイスホッケー、日本代表が予選敗退 欧州勢との格差浮き彫りに
ミラノ・コルティナオリンピックに出場した女子アイスホッケー日本代表(スマイルジャパン)は、1勝3敗の成績で組4位に終わり、予選敗退が決まった。前回の北京五輪ではB組1位で8強入りを果たしたが、今回はスウェーデン戦での敗北が響き、早期の撤退を余儀なくされた。この結果は、欧州勢とのレベルの差を改めて痛感させるものとなった。
組織力と守備の特徴が発揮できず
日本代表は、組織力を生かし、守備から素早く攻撃につなげるスタイルを特徴としているが、今回の4試合ではそれが十分に機能しなかった。特に、フィジカル面で強化を図ってきた日本を上回る欧州チームのプレッシャーに苦しみ、攻撃のセットがうまく組めない場面が目立った。スウェーデン戦では失点が重なり、相手にスペースを与えてシュートを許すなど、守備の連携にも課題が残った。
元女子日本代表FWの久保英恵氏は、「最初の選手が間合いを詰め、次の選手がしっかりサポートに行くことが重要だ」と指摘し、チームの再強化を訴えている。また、パワープレー時にも相手の速いプレッシャーに阻まれ、攻撃のリズムが乱れることが多かったという。
地元イタリアの強化策と日本の成長への期待
印象的だったのは、世界ランキングで日本より下位のイタリア代表だ。帰化選手を起用し、海外でプレーする選手も加えるなど、地元開催の五輪に向けてチーム力を効果的に高めていた。久保氏は、「2014年ソチ大会で全敗した経験から、日本は北京五輪で3勝して8強に入るまで成長した」と振り返り、今回の敗退をバネにしたさらなる進化を期待している。
日本代表は、ソチ大会での苦い記憶を乗り越え、北京大会で躍進した経緯がある。今回のミラノ五輪での挫折は、新たな強化策の必要性を浮き彫りにした。欧州勢との差を埋めるためには、フィジカル強化や戦術の見直しが急務と言えるだろう。
冬季オリンピック2026に向けて、日本アイスホッケー界は再び成長の機会を迎えている。スマイルジャパンの今後の動向に、ファンの注目が集まる。