三重県で大雪によるスリップ事故が多発、219件で15人が軽傷
冬型の気圧配置が強まった影響で、三重県内は2026年2月9日朝にかけて北中部で降雪に見舞われました。県警の発表によると、雪によるスリップ事故が8日から9日午前8時半までの間に合計219件発生しました。このうち人身事故は14件で、15人が軽傷を負う結果となりました。
市町別の事故発生状況と道路の混乱
市町別では、津市の44件が最も多く、次いで四日市市で37件の事故が報告されました。人身事故によるけがは、津市で7人と最多となっています。北勢地域の各警察署によると、管内で車のスリップ事故が少なくとも64件発生し、四日市北署管内では18件ありました。そのうち1件では運転手が首の痛みを訴える軽傷を負い、ほかはすべて物損事故でした。
立ち往生する車による渋滞も発生し、道路網は一時的に混乱しました。特に9日未明には、四日市市昌栄町の国道23号で大型トラックがスタックし、立体交差の上り口付近で2車線をふさぐ形で停止しました。これにより、津市方面への下り線が同日正午頃まで渋滞しました。また、いなべ市の国道421号でもスタックが発生し、車数十台が足止めとなる事態となりました。
救急搬送と学校への影響
四日市市消防本部の報告によると、路面凍結による転倒で3件の救急搬送がありました。具体的には、桑名市内では50代女性が玄関先で転倒して搬送されました。これらの事例は、雪や凍結路面が歩行者にも危険をもたらしていることを示しています。
教育面では、雪の影響で県内の学校が休校や遅刻措置を取っています。県教委と県私学課のまとめによると、9日には計18校が休校しました。公立学校ではいなべ市と亀山市の小中学校4校、県立学校では亀山高校とあけぼの学園高校の2校、特別支援学校9校が該当します。私立学校では、セントヨゼフ女子学園中高と英心高校本校の3校が休校となりました。
さらに、公私立合わせて71校が始業時間を1~2時間遅らせる措置を取りました。これは、生徒や教職員の安全を確保するための対応として実施されました。