ミラノ・コルティナ五輪フィギュア男子 世界ランキングで日本勢が上位に 3大会連続複数メダル獲得の可能性
五輪フィギュア男子 日本勢が世界ランキング上位 複数メダル期待

ミラノ・コルティナ五輪フィギュア男子 日本勢が世界ランキング上位に躍進

イタリアで開催中の2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックにおいて、フィギュアスケート男子シングル競技が2月10日から幕を開ける。日本代表選手たちの活躍が大きな注目を集める中、国際スケート連盟(ISU)が公表している世界ランキングでは、複数の日本選手がトップ10入りを果たしている。特に注目されるのは、過去2大会で日本男子がそれぞれ2個ずつメダルを獲得してきた実績を背景に、今大会でも複数の表彰台獲得が十分に期待できる状況だ。

世界ランキングトップ5に日本勢2人がランクイン

1月25日時点の世界ランキングを見ると、圧倒的な強さを誇るのがイリア・マリニン(アメリカ)だ。全6種類の4回転ジャンプを完璧に跳ぶ技術を持ち、不動の1位を維持している。日本勢のエースである鍵山優真(オリエンタルバイオ)は2位に位置し、2大会連続のメダル獲得を目指して挑む。3位には昨シーズンの世界選手権で鍵山を上回り銀メダルを獲得したミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が入った。

さらに、日本からは佐藤駿(エームサービス)が5位、三浦佳生(オリエンタルバイオ)が8位と、計3選手がトップ10に名を連ねている。佐藤は前シーズンと今シーズンのグランプリファイナルで3位に入る安定感を見せ、三浦は1月の四大陸選手権で優勝するなど勢いに乗っている。

過去2大会の実績と今季の好調ぶりが複数メダルを後押し

日本男子フィギュアの五輪での近年の実績は輝かしい。前回の2022年北京大会では鍵山が銀メダル、宇野昌磨が銅メダルを獲得。2018年平昌大会では羽生結弦が金メダル、宇野が銀メダルと、いずれも2個のメダルを手にしている。この流れを受け、今大会でも複数の日本選手が表彰台に立つ可能性は十分にあると専門家は分析する。

加えて、今シーズンのシーズンベストスコアランキングでも、佐藤が3位、三浦が7位と高い位置に付けており、コンディションの良さが窺える。世界ランキングとシーズンベストの両方で上位に入る日本勢の底力が、メダル獲得への期待をさらに膨らませている。

世界ランキングの仕組みと今季ランキングの動向

世界ランキングは、ISU公認大会の出場結果に基づいて決定される。選手は大会の最終順位に応じて所定のポイントを獲得し、過去3シーズン分のポイント合計で順位が決まる。ただし、最も古い前々年シーズンの得点は70%に減点されるなど、細かい規定が設けられている。最上位カテゴリーでは、世界選手権、オリンピック、欧州選手権、四大陸選手権のうち、最も高いポイントのみがカウントされる仕組みだ。

一方、今シーズンの得点のみを比較する今季世界ランキングでは、状況が異なる。1月時点では、四大陸選手権や欧州選手権への出場有無が順位に大きく影響しており、1位は世界ランキング6位のニカ・エガゼ(ジョージア)が占めている。日本勢トップは友野一希(第一住建グループ)の4位で、マリニン(7位)よりも上位に位置する。五輪代表では三浦が8位、鍵山が11位、佐藤が14位となっている。

ポイント配分では、欧州選手権と四大陸選手権の優勝者が840点を得るのに対し、オリンピックでは1200点と大幅に高く設定されている。このため、五輪後のランキングは大きく変動することが予想され、選手たちのパフォーマンスが直接順位に反映されることになる。

まとめ

ミラノ・コルティナ五輪のフィギュア男子競技は、世界ランキング上位に日本勢が複数名を連ねる好条件でスタートする。鍵山優真を筆頭に、佐藤駿、三浦佳生らが表彰台を狙い、過去2大会に続く「メダル2個」の獲得に挑む。ランキングの仕組みを理解しつつ、選手たちの熱い戦いに注目が集まる。