群馬県の今春大学新卒者就職内定率、前年比1ポイント減の73.4%に
群馬労働局は、県内の大学や専修学校など計83校を対象に実施した、今春卒業予定の新卒者の就職内定状況調査(昨年12月末現在)の結果を公表した。調査対象には、大学15校、短期大学6校、高等専門学校1校、専修学校61校が含まれている。
学校種別で明暗分かれる内定率
大学生の就職内定率は73.4%となり、前年同期から1ポイントの低下を記録した。一方で、短期大学生は84.6%と5.4ポイント上昇し、高等専門学校生も91.5%で1.8ポイント改善するなど、学校種別によって明暗が分かれる結果となった。
専修学校生の内定率は69.8%と、前年同期から8.9ポイントの大幅な減少を示している。この数字は、他の教育機関と比較して特に厳しい状況を反映しており、業種や学校の特性による差が顕著に表れている。
長期的な推移と支援策
長期的に見ると、大学生の内定率は70%台前半で推移しており、新型コロナウイルス感染症の影響後には持ち直しの動きも見られる。しかし、業種や学校種別による格差は依然として大きく、均一な回復には至っていない。
群馬労働局は、「就職を希望する人が卒業までに全員就職できるよう、学校と連携した個別相談や求人開拓などの支援に取り組む」と表明している。具体的な対策として、以下のような取り組みが進められている。
- 学校との連携による個別就職相談会の実施
- 未内定者向けの求人情報の拡充とマッチング支援
- 業界別の就職セミナーや企業説明会の開催
今回の調査結果は、地域の労働市場における新卒者の就職環境が依然として課題を抱えていることを示しており、今後の支援策の強化が求められる状況にある。