文部科学省は2月10日、2026年春季に卒業を予定している高校生の就職内定率に関する最新の調査結果を公表しました。それによると、2025年10月末時点での内定率は76.0%に達し、前年同期と比較して1.3ポイントの減少を示しましたが、依然として高い水準を維持しています。
調査の概要と背景
この調査は、全国の国公私立高等学校を対象として、教育委員会などを通じて実施されました。卒業予定者総数は約93万人に上り、そのうち就職を希望する生徒は12万7,149人でした。内定を得た生徒の数は9万6,595人に及び、就職市場における高校生の動向を浮き彫りにしています。
男女別および学科別の内定率
男女別の内定率を詳しく見ると、男子が76.9%、女子が74.3%となり、男子がわずかに高い結果となりました。学科別では、看護学科が90.2%と最も高い内定率を記録し、工業学科が88.6%、商業学科が80.9%と続きました。一方、普通科の内定率は62.2%と、他の専門学科に比べて低い傾向が見られました。
市場動向と担当者の見解
文部科学省の担当者は、今回の調査結果について、「ここ数年、高校生の就職内定率は高い水準で推移しています。売り手市場の状況の中で、人気のある就職先を目指すチャレンジ志向の生徒が増加していることが特徴です」とコメントしています。この傾向は、労働市場の需要と供給のバランスが高校生の就職活動に影響を与えていることを示唆しています。
全体として、高校生の就職環境は依然として良好である一方で、学科による差異や微減の動きにも注目が集まっています。今後の動向が引き続き注目される分野です。