福井県立高校一般入試の出願状況が明らかに 全日制倍率は1.07倍で前年度上回る
福井県立高校の2026年度一般入試の出願が2月9日に締め切られ、全日制課程の出願状況が公表されました。募集定員3316人に対して3535人の出願があり、倍率は1.07倍となりました。これは前年度の1.04倍をわずかに上回る結果となっています。
探究型学習を導入する学科が高い人気を集める
特に注目されるのは、探究型学習を取り入れた学科の高い倍率です。羽水高校の「探究特進」は4.12倍と最も高い倍率を記録し、前年度に続いてトップとなりました。続いて高志高校の「探究創造」が1.98倍、若狭高校の「文理探究」が1.87倍と、いずれも探究型の学科が上位を占めています。
福井県教育委員会は、これらの学科について「近年のトレンドになりつつある」と指摘しています。従来型の教育スタイルではなく、生徒の主体的な学びを重視する探究型学習への関心が高まっていることが背景にあるようです。
半数以上の学科・コースで定員割れが発生
一方で、定員割れした学科・コースは41にのぼり、全72学科・コースの半数以上を占めています。これは前年度と同様の傾向で、学科間での人気の偏りが鮮明になっています。
定時制課程では、募集定員350人に対して148人の出願にとどまり、倍率は0.42倍でした。全日制との差が大きく、教育選択の多様性が課題として浮き彫りになっています。
今後の入試スケジュール
志願変更期間は2月12日から16日まで設けられています。学力検査は2月18日と19日の2日間にわたって実施され、合格発表は3月3日を予定しています。受験生は最後の追い込みとともに、志望校の最終確認を行う時期となります。
今回の出願状況からは、福井県内の高校教育における二極化が進んでいることが読み取れます。探究型学習を前面に打ち出した学科への集中と、それ以外の学科での定員割れという構図は、今後の高校教育の在り方について考える材料を提供しています。