料理家SHINO、共働き世代に寄り添う「無理なく作れる料理」を提案
SHINO、共働き世代に寄り添う「無理なく作れる料理」提案

料理家SHINO、日々の暮らしに寄り添うレシピで共働き世代を支援

夫婦で料理家として活躍する「ぐっち夫婦」の妻、SHINOさん(38歳)は、SNSや動画配信サイトを通じて、日々の食卓を彩る実用的なレシピを発信しています。彼女の提案する料理は、忙しい毎日でも無理なくおいしく作れることを重視し、共働きや子育て世代から大きな共感を集めています。

食への情熱からSNSでの活動へ

SHINOさんは、祖父母が八百屋を営んでいた環境で育ち、旬の食材に囲まれた幼少期を過ごしました。進路を考える中で食に関心を持ち、短大で栄養士の資格を取得後、大学を卒業して食品メーカーに就職しました。その後、料理家のサポート業務を行う会社に転職し、そこで夫となるTatsuyaさんと出会いました。

二人は食や料理の話で意気投合し、2017年の年末に共同でInstagramアカウントを開設。初めて投稿したのはカルボナーラで、「おいしく作れたからみんなに見てほしい」という純粋な気持ちから始まりました。様々なレシピを投稿するうちにフォロワー数は急増し、メディアの注目を浴びるきっかけとなりました。

独立と活動の拡大

テレビ出演や雑誌寄稿など「ぐっち夫婦」としての活動が増えるにつれ、SHINOさんは2020年に会社を退職し独立を決意しました。これにより責任は増しましたが、活動の幅も大きく広がりました。レシピ提案だけでなく、テレビドラマでの料理監修や企業イベントでの食品PRなど、多岐にわたる業務を手掛けるようになりました。

さらに、カメラ撮影技術やテーブルコーディネートを学び、料理の見せ方や表現方法を追求し続けています。現在、SNSのフォロワー数は100万人を超え、近著「あるもので手軽においしい!材料2つのお助けおかず」も出版されています。

子育て経験を活かした離乳食サイトの立ち上げ

2023年に長男が生まれたことで生活は一変し、SHINOさんは離乳食作りに悩みながら向き合う経験をしました。この経験を活かし、管理栄養士や医師、保育士の監修のもと、離乳食レシピや食材の下ごしらえ方法、コラム記事を発信するウェブサイト「はらぺこベビー」を立ち上げました。

彼女は「料理を仕事にしていても、親になるまで知らなかったことが多かった。このサイトが一人でも多くの人の役に立てば」と語り、今後は子どもと一緒に料理をする楽しさも伝えていきたいと考えています。2歳の長男はおままごとに夢中で、おもちゃのコンロで魚を焼く真似をしたり、ぬいぐるみに野菜をあげたりする姿が微笑ましいです。

チームワークと料理哲学

子育てをしながら仕事を続けられるのは、夫婦二人だけでなく多くのスタッフが「ぐっち夫婦」に関わってくれるチームワークのおかげだとSHINOさんは強調します。彼女が最も大切にしているのは、「日々の暮らしに無理なく寄り添う料理」を提案することです。

忙しい働く親にとって、食事の用意は負担に感じられることもあります。SHINOさんは、冷蔵庫にある食材と身近な調味料を使い、20分程度で作れるレシピを提案することで、「これならできそう」と思ってもらえるよう活動を続けています。彼女の言葉「全部ちゃんと作らなくて大丈夫」は、時間に追われる現代人を励ましています。

食べることは生きることにつながり、SHINOさんは「誰かの健康のために料理を作るのは幸せなこと」と語ります。彼女の穏やかな笑顔と実用的なアプローチは、多くの人々に料理の楽しさを再発見させています。