栃木県衆院選、与党系候補が7議席を獲得 自民党は選挙区で4勝
高市早苗首相の高い支持率を追い風に、自民党が全国で議席を伸ばした今回の衆院選。栃木県では、与党系の候補者が合計7議席を獲得し、自民党が小選挙区で4勝を収めた。特に注目された4区では、自民党新人の石坂太氏が初当選を果たし、県内の政治地図に新たな一ページを刻んだ。
各選挙区の詳細な戦況と得票率の分析
県内の五つの小選挙区では、1区、2区、4区、5区で自民党候補が当選を決めた。3区では自民党籍を持つ無所属新人の渡辺真太朗氏が勝利し、自民党前職の簗和生氏は比例復活で議席を得た。これにより、1区の維新元職と3区の自民前職も比例復活し、与党系の7人が栃木県から議席を獲得する結果となった。
1区では、自民党前職の船田元氏が40.52%の得票率で15選を達成。公明票や保守票の流出懸念があった中、前回比0.61ポイント増と堅調な支持を維持した。一方、中道新人の小池篤史氏は21.52%に留まり、前回の立民候補より10.54ポイント低下。維新元職の柏倉祐司氏は19.61%で比例復活を果たした。
2区では、自民党前職の五十嵐清氏が51.84%の得票を獲得し、日光市を除く市・地域で過半数を占めた。中道前職の福田昭夫氏は35.08%で、前回から21.74ポイント大幅に減少した。
新人の台頭と投票率の動向
3区では、無所属新人の渡辺真太朗氏が43.95%の得票率で初当選。地元の那須烏山市と那珂川町で大きくリードし、他市町での劣勢をカバーした。自民党前職の簗和生氏は40.56%で比例復活当選となった。
4区では、自民党新人の石坂太氏が初当選。大票田の小山市ではリードを許したものの、県議時代の地盤だった真岡市などで上回り、勝利を掴んだ。前回小選挙区を制した中道前職の藤岡隆雄氏は39.94%で、前回より13.46ポイント低下した。
5区では、自民党前職の茂木敏充氏が7割弱の得票で圧勝。県内小選挙区で初めて候補を擁立した国民の新人寺田和史氏は12.09%を獲得した。
小選挙区全体の投票率は53.00%で、前回より2.76ポイント上昇したものの、過去4番目の低さに留まった。市町村別では那須烏山市の63.46%が最高で、壬生町を除く全地域で前回比上昇が見られた。