宮崎2区で江藤拓氏が小選挙区落選も比例復活当選、親子2代の議席失う
8日に投開票された衆院選で、宮崎2区から出馬した自民党の江藤拓氏(65)が小選挙区で落選したものの、比例九州ブロックで復活当選を果たした。江藤氏は、小選挙区制が導入された1996年から、元総務庁長官の父・隆美氏(故人)と親子2代で守り続けてきた2区の議席を失ったが、比例代表で9期目の当選を決めた。
江藤氏「全て私の責任」と陳謝、再出発を誓う
復活当選確実の一報を受けて日向市の事務所に入った江藤氏は、待ち構えた支持者から拍手で迎えられた。小選挙区での敗北について、「小選挙区を落としたのは不徳のいたすところ。全て私の責任」と頭を下げ、厳しい表情を見せた。昨年5月にコメを巡る失言で謝罪に追われた選挙戦を振り返りつつ、9期目に向けて「国民の日々の暮らしに寄り添った政治家にもう一度立ち返る」と再出発を強く誓った。
宮崎1区の武井俊輔氏も比例復活で国政復帰
一方、宮崎1区から出馬した自民党の武井俊輔氏(50)も小選挙区で敗れたが、比例九州ブロックで復活当選した。武井氏は2024年の前回選挙で小選挙区敗北後、比例復活もならず落選しており、今回の当選で通算5度目の当選となり、約1年4か月ぶりの国政復帰となる。宮崎市内のホテル会場で支持者から花束を受け取った武井氏は、「私に対する期待というより、与党議員として仕事をする人間に対する期待だと受け止め、役割を果たすことで期待にお応えしたい」と決意を新たにした。
両氏の比例復活当選は、自民党の九州ブロックにおける組織力の強さを示す結果となった。特に江藤氏のケースでは、長年続いた地盤が揺らぐ中でも、党の支持基盤が機能したことがうかがえる。今後の国政では、比例当選者としての立場を活かし、地域の声をどのように反映させていくかが注目される。