小沢一郎氏、20回目当選ならず 岩手3区で落選、中道改革連合の重鎮に終止符
小沢一郎氏、20回目当選ならず 岩手3区で落選

中道改革連合の重鎮、小沢一郎氏(83)が、岩手3区で行われた衆議院選挙において、自民党元職の藤原崇氏(42)に敗れ、落選した。小沢氏は、中曽根康弘元首相と並ぶ戦後最多となる20回目の当選を目指していたが、その道は閉ざされた。

事務所に静寂、選対本部長が陳謝

午後8時過ぎ、選挙区での敗北が報じられると、約30人が集まっていた岩手県奥州市の小沢氏事務所は、重苦しい静寂に包まれた。小沢氏自身は姿を見せず、佐々木順一選対本部長が記者団の前に立ち、「勝ち得なかったことは、ひとえに本部長の責任です。心からおわびを申し上げます」と頭を深く下げ、敗北の責任を明確にした。

半世紀超の政治歴に幕

小沢氏は1969年に初当選を果たして以来、半世紀以上にわたり国政の舞台に立ち続けてきた。かつては強力な集票力を誇った後援会組織も、近年では高齢化が著しく進んでおり、今回の選挙では、厳しい寒さを考慮して街頭演説への動員を見送るケースも少なくなかった。この組織力の低下が、選挙結果に大きく影響したと見られている。

今回の落選は、日本の政治史に大きな一石を投じる出来事となった。小沢氏は、中曽根元首相と並ぶ戦後最多当選記録への挑戦を断念せざるを得ず、長きにわたる政治活動に一つの区切りがついた形だ。岩手3区では、新たな顔ぶれによる政治が始まることになる。