高市首相が全閣僚再任を検討、第2次内閣発足へ
政府と与党は2月10日、衆議院選挙後の特別国会を18日に召集する日程を正式に決定し、野党側に伝達しました。同日中に実施される首相指名選挙では、高市早苗首相(自民党総裁)が再び選出される見通しで、これにより第2次高市内閣が正式に発足することになります。
特別国会の会期と政権の課題
特別国会の会期は150日間と設定され、延長がなければ7月17日まで開催されます。政権は、衆議院解散と総選挙の影響で3月末までの成立が困難となった2026年度予算案の早期成立を最優先課題として急いでいます。この長期会期は、予算審議をはじめとする重要法案の審議に十分な時間を確保することを目的としています。
全閣僚再任の背景と首相の意向
複数の政権幹部によれば、高市首相は現在の全閣僚の再任を真剣に検討しています。昨年10月に第1次内閣が発足してから間がなく、今回の衆議院選挙では閣僚と副大臣、政務官のいずれも落選者がいなかったことが主な理由です。首相は衆議院選挙の投開票日に出演したテレビ番組で、「現在の閣僚は優秀なチームであり、メンバーを代えることは考えていない」と明確に述べていました。
10日午後には、首相が自民党の鈴木俊一幹事長、小林鷹之政務調査会長、有村治子総務会長と官邸で会談を実施し、今後の政権運営について協議しました。この会談では、政務三役(閣僚、副大臣、政務官)の再任方針についても話し合われたとみられます。
野党の動向と連携の可能性
一方、衆議院選挙で惨敗した中道改革連合は、12日に告示が予定されている代表選挙をにらみ、党内で緊急会合を相次いで開催しています。今後の党運営と国会戦略について活発な議論が交わされている状況です。
また、日本維新の会の吉村洋文代表は、高市首相から「次の内閣改造の際にはぜひ維新の会から入閣してほしい」との要請を受け、これに同意したことを明らかにしました。これは、今後の政権運営において与野党間の連携が模索されていることを示唆する動きです。
政権の安定性と今後の展望
第2次高市内閣の発足と全閣僚再任の検討は、政権の安定性と政策の継続性を重視する首相の姿勢を反映しています。特別国会では、予算案の審議に加え、経済政策や社会保障など重要な課題についても議論が深められる見込みです。政権は、与野党の協力を得ながら、国会運営を円滑に進めることを目指しています。