涙の大敗から1年、丸川珠代氏が東京7区で当選確実に
2026年2月8日、衆議院選挙の投開票が行われ、自民党の丸川珠代氏(55)が東京7区(港区、渋谷区)で当選を確実にした。前回の2024年10月衆院選で涙を流した大敗から、約1年ぶりの雪辱達成となった。
事務所に姿を見せた丸川氏は、目を潤ませながら喜びと安堵の表情を浮かべた。記者団に対し、「これほど一票の重みを感じた選挙はなかった」と語り、「国民が求めているのは、高市早苗総理の決断し、行動する政治だ。総理を全力で支えたい」と意気込みを示した。
裏金問題の逆風と地道な選挙活動
丸川氏はテレビ朝日の元アナウンサーで、環境相や五輪相などを歴任。知名度が高い一方、2024年の前回衆院選では、自民党派閥の裏金問題が直撃した。自身の政治資金収支報告書に822万円の不記載が見つかり、党の公認は得られたものの、比例区への重複立候補は認められなかった。
このため、選挙戦では支援者らの前で繰り返し頭を下げ、釈明に追われる日々が続いた。涙で声を詰まらせる様子がテレビで報じられ、「まるで、おわび行脚のようだった」と党関係者は振り返る。街頭演説中には裏金問題を批判するヤジも飛び、陣営は遊説日程を原則非公開とするなど、苦戦を強いられた。
しかし、丸川氏は「ありのままの自分で過ごす時間をもらった」と語り、劣勢をはね返すために地道な活動を継続。460日間にわたる「どぶ板」選挙と呼ばれる草の根運動を徹底し、有権者との対話を重ねた。
選挙結果と今後の展望
2026年衆院選は、1月27日に公示され、2月8日に投開票が実施された。丸川氏の当選確実により、自民党は東京7区の議席を確保。前回の敗北から立て直しを図る姿が、有権者に評価されたとみられる。
丸川氏は今後、高市早苗総理を支える立場として、政策実現に取り組む方針を示している。この勝利は、政治資金問題を乗り越え、信頼回復に努めた結果とも言え、今後の政治活動に注目が集まる。