兵庫県西宮市の選挙管理委員会は、2026年2月9日に実施された衆議院選挙の開票作業において、重大な計数ミスが発生したことを明らかにしました。このミスにより、小選挙区の開票票数が投票者総数を118票上回り、比例代表でも90票多く計上されていたことが判明しました。
開票ミスの詳細と対応措置
市選管によると、職員が有効票と無効票を合計した数が、記録された投票者総数と一致しないことに気付いたことで、この問題が発覚しました。即座に再集計が行われましたが、結果は変わらず、ミスが確認されました。
この過剰な票数は、「持ち帰り票」として処理され、正式な開票結果から差し引かれる形で確定されました。市選管は、この措置により「選挙結果には一切影響しない」と強調しています。
ミスの原因と作業への影響
選挙管理委員会は、ミスの原因として、投票用紙の二重交付や投票者総数の集計時の数え間違いなどの可能性を指摘しています。詳細な調査が現在進行中ですが、現時点では特定の原因は明らかになっていません。
このミスにより、小選挙区と比例代表の開票作業は、それぞれ予定よりも2時間から3時間遅れて終了しました。選挙関係者は、深夜まで作業を続けることとなり、市民への速やかな結果発表が遅れる事態となりました。
選挙の公正性と今後の対策
西宮市選挙管理委員会は、今回のミスが選挙の公正性を損なうものではないと説明しています。持ち帰り票として適切に処理されたため、当選者や得票数に変更は生じていないとしています。
しかし、このようなミスが発生したことに対して、委員会は「深く反省している」とコメントし、再発防止に向けた対策の強化を約束しました。具体的には、開票作業の手順の見直しや職員の研修の充実などが検討されています。
今回の事例は、選挙管理の透明性と正確性の重要性を改めて浮き彫りにしました。市民からは、信頼性の高い選挙運営を求める声が高まることが予想されます。