武田良太氏、福岡11区で返り咲き当選確実 前回落選から8選目を果たす
2026年2月8日午後8時過ぎ、福岡県田川市の事務所で、花束を受け取り笑顔を見せる武田良太氏。元総務相で自民党元職の武田氏(57)が、福岡11区で8回目の当選を確実にした。裏金問題で党の処分を受け、逆風の中で迎えた前回選挙での落選から、見事な返り咲きを果たした瞬間である。
支援者への感謝と率直な心境
事務所には約100人の支援者が集まり、万歳三唱で当選を喜び合った。武田氏は「一人ひとりの力で、どん底に落ちた武田良太の背中を押してくれた」と感謝の気持ちを伝えた。報道陣には「前回の選挙でご迷惑をかけたので、ホッとしているというのが正直なところ」と述べ、率直な心境を明かした。
「政治とカネ」の問題が争点となった前回選との有権者の反応の違いを問われると、武田氏は「物価高で国民生活が苦しいのが現状。どう解決するかが重要な課題で、それを訴えてきた」と答えた。経済問題に焦点を当てた今回の選挙戦略が、有権者の支持を集めたことを示唆する発言である。
ゼロからのスタートと支持回復への努力
落選後、武田氏は「ゼロからのスタート」と位置づけ、地域の小さな集会や祭りに積極的に顔を出し、支持回復に努めてきた。今回の選挙戦でも、初当選したころのように終始地元に張り付き、選挙区の15市町村をくまなく回る地道な活動を展開した。
自民党も高市早苗首相や小泉進次郎防衛相を応援に送るなど、全面的に支援。維新前職との与党対決を制し、中道、参政、社民の新顔候補も抑えることで、勝利を確実なものとした。
選挙結果の背景と今後の課題
この選挙は、2026年1月27日に公示され、2月8日に投開票が行われた衆院選の一環である。武田氏の当選は、前回の落選という逆境を乗り越え、地域に根ざした活動で信頼を回復した結果と言える。しかし、物価高など国民生活の課題解決が求められる中、当選後の政治活動にはさらなる責任が伴う。
武田氏は今後、福岡11区の代表として、経済対策や地域活性化に取り組むことが期待される。今回の勝利が、単なる返り咲きではなく、新たな政治スタートの契機となるか、注目が集まる。