台湾頼清徳総統、防衛力強化を訴え 高市首相の支持背景に日本との連携を強調
台湾の頼清徳総統は2月11日、記者会見を開き、防衛力の強化を強く訴えました。頼総統は、日本の高市早苗首相が国民の広範な支持を得ている背景について、「同盟国と手を携えて地域の平和と安定を守る決意を示したからだ」と分析し、台湾も日本と足並みをそろえて防衛力を強化するべきだと主張しました。
特別予算案の早期成立を求める
頼政権は2026年から8年間で、計1兆2500億台湾元(約6兆1000億円)を防衛力強化に費やす特別予算案を昨年11月に打ち出しています。しかし、野党の抵抗により、立法院(国会)での審議が進んでいない状況です。頼総統は記者会見で、この予算案の早期成立を強く訴え、審議の加速を求めました。
中国の軍事的脅威増大を背景に
頼総統は、中国の軍事的な脅威が増す中で、日本や韓国も防衛予算を増やしていると指摘しました。そして、「台湾も例外ではいられない」と述べ、地域の安全保障環境の変化に対応する必要性を強調しました。この発言は、台湾海峡をめぐる緊張の高まりを反映しており、自衛能力の向上が急務であるとの認識を示しています。
台湾の防衛政策は、近年、中国の圧力増大を受けて見直しが進んでいます。頼総統の訴えは、国際社会における台湾の立場を強化し、日本をはじめとする友好国との連携を深める意図も込められています。今後の立法院での審議動向が注目されます。