ニューヨーク市場で円が156円台前半に 介入懸念と中国報道がドル売りを加速
2026年2月9日、ニューヨーク外国為替市場において、円相場は注目すべき動きを見せました。午前8時40分現在、円は1ドル=156円07~17銭で取引され、前週末と比較して1円08銭の円高ドル安を記録したのです。この数値は、市場参加者たちの間で大きな関心を集める結果となりました。
為替介入への警戒感が円買いを優勢に
市場関係者の間では、日本政府と日本銀行による為替介入への強い警戒感が広がっています。急激な円安ドル高の流れを阻止するための措置が取られる可能性が高まっていると見られ、これが円を買い、ドルを売る動きを優勢に導きました。投資家たちは、当局の動向に細心の注意を払いながら取引を進めている状況です。
中国当局の報道がドル安に拍車
さらに、中国当局が自国の銀行に対して米国債の保有を抑制するよう指示したとの報道も、市場に大きな影響を与えました。このニュースはドル安を誘導する要因として作用し、円高の流れを後押しする形となりました。国際的な経済動向が為替相場に直接的な影響を及ぼしていることが、改めて浮き彫りになった格好です。
ユーロ相場の動向
一方、ユーロ相場については、1ユーロ=1.1889~99ドル、また185円67~77銭で取引されています。この水準は、全体の市場環境の中で比較的安定した動きを示しており、円とドルの関係性が特に注目される中、ユーロも重要な役割を果たしていることがわかります。
今回の為替動向は、地政学的な要素と経済政策が複雑に絡み合う現代の金融市場を象徴する事例と言えるでしょう。今後の展開については、日本政府や日銀の対応、そして中国をはじめとする国際的な動きが引き続き鍵を握ると見られています。