NY為替市場で円が急伸、1ドル155円台後半に 中国の米国債抑制報道が影響
NY円、155円台後半に急伸 中国の米国債抑制報道で

NY外国為替市場で円が急伸、1ドル155円台後半に到達

週明け2月9日のニューヨーク外国為替市場において、円相場が大幅な上昇を見せた。午後5時現在のレートは1ドル=155円82~92銭となり、前週末比で1円33銭の円高ドル安を記録した。この急激な動きは、市場関係者の注目を集めている。

中国の米国債抑制報道が市場を揺るがす

今回の円高の直接的な要因として、中国当局が自国の銀行に対し、米国債の保有抑制を指示したとの報道が伝わったことが挙げられる。この情報を受けて、市場ではドル売りが優勢となり、主要通貨に対してドル安が進行した。特に円相場では、ドル売り円買いの動きが顕著に表れ、155円台後半という水準へと押し上げられた。

この動きは、国際的な金融市場における地政学的リスクへの敏感な反応を示しており、投資家のリスク回避姿勢が強まっていることを暗示している。中国の金融政策の変更は、世界最大の米国債保有国としての影響力から、為替市場に即座に波及する傾向がある。

ユーロ相場も複雑な動き

同時刻のユーロ相場は、1ユーロ=1.1910~20ドル、および185円73~83銭で取引された。ドル安の流れの中で、ユーロ対ドルでは若干のユーロ高が観察されたものの、円に対する動きでは複雑な様相を呈している。これは、欧州通貨が独自の経済指標や政策動向に影響を受けているためと考えられる。

全体として、市場は中国の発言をきっかけに、ドルの全般的な弱さを反映しており、今後の動向に注意が払われている。特に、米中関係や各国の金融政策が為替レートに与える影響が、引き続き焦点となる見込みだ。