ソニー、ブルーレイディスクレコーダーの出荷終了を正式発表
ソニーグループは2月9日、ブルーレイディスク(BD)レコーダーの出荷を2月以降、順次終了すると正式に発表しました。同社は既に生産を終了しており、現在は在庫のみを販売。在庫がなくなり次第、完全な販売終了となります。
動画配信サービスの隆盛が需要縮小の背景に
この決定の背景には、動画配信サービスの急速な普及があります。近年、録画データの保存先は物理的な記録メディアからインターネット上のクラウドストレージへと移行。ネット上で番組を配信するストリーミングサービスも広く普及し、BDレコーダーの需要は着実に減少していました。
ソニーは2003年に世界で初めてBDレコーダーを発売。テレビ番組などを高画質でBDにダビングできる映像機器として、かつては大きな人気を集めていました。
BDプレーヤーは当面継続、生産は既に終了
一方、再生に特化したBDプレーヤーの出荷は当面継続される見込みです。ただし、ソニーは2025年2月にブルーレイディスクそのものの生産も終了しており、物理メディアからの撤退が段階的に進んでいることが窺えます。
この動きは、ソニーがエンターテインメント企業としての色合いを強めている戦略の一環とも見られています。同社は金融部門やテレビ事業の分離など、構造改革を進めており、次なる焦点はスマートフォン事業などにあると推測されています。
日本の家電市場全体では、中国系メーカーの台頭などにより、国内メーカーのシェアが縮小する傾向が続いています。ソニーのBDレコーダー終了は、こうした業界の大きな変革の流れを象徴する出来事と言えるでしょう。