赤沢経産相が訪米へ 人工ダイヤや火力発電など5500億ドルの対米投資協議
赤沢経産相が訪米 人工ダイヤなど対米投資協議

赤沢経済産業相が訪米へ 巨額の対米投資案件を協議

赤沢亮正経済産業相は10日の閣議後会見で、11日から訪米すると明らかにした。目的は、日米関税交渉で合意した巨額の対米投資の内容について協議することである。複数の関係者によると、投資対象として人工ダイヤモンドの製造施設や火力発電所の建設などが具体的に浮上している。

5500億ドルの投資約束と具体的案件

日本は昨年7月下旬の日米関税合意において、5500億ドル(約85兆円)の対米投資を行うと約束した。その後、昨年10月末には、候補となる電力インフラなど約20の投資案件が公表された。赤沢氏は10日の会見で、「第1号案件の組成に向けた議論をさらに行う」と述べ、具体的な進展を目指す姿勢を示した。

米国側との詰めの協議

赤沢氏は訪米中、ラトニック米商務長官らと会い、投資案件の詳細について詰めの協議を行う見込みだ。これにより、人工ダイヤモンド製造や火力発電所建設などのプロジェクトが早期に具体化する可能性が高まっている。この巨額投資は、日米間の経済関係を強化し、貿易摩擦の緩和に寄与することが期待されている。

背景として、トランプ米大統領の高関税政策が世界経済に衝撃を与えており、日本は対米投資を通じて関係の安定化を図っている。赤沢氏の訪米は、こうした戦略の一環として位置づけられ、今後の日米経済協力の行方を左右する重要な動きとなる。