パソナグループ、XR技術を活用した映像製作サービス事業を開始へ
パソナグループは、現実と仮想空間を融合するXR(クロスリアリティー)技術を活用した映像製作サービス事業に新たに参入することを発表しました。このサービスは、コンサートの映像演出、自動車ショールームの展示、画像や動画を用いた社員教育など、幅広い分野での展開を目指しています。
韓国企業との合弁で技術力を強化
パソナは2026年1月、韓国の映像製作会社ビブスタジオスと合弁会社「パソナビブジャパン」を設立しました。パソナが60%の出資を行い、同合弁会社を通じて事業を推進していく方針です。
ビブスタジオスは、AI(人工知能)を活用したXR技術に強みを持ち、2025年の大阪・関西万博では、パソナのパビリオンで25基の立方体型ディスプレーが動きながら「鉄腕アトム」のキャラクターなどを上映する映像演出を手がけました。この実績を基に、日本市場でのサービス拡大を図ります。
売上目標と今後の展望
パソナは、主に国内企業を対象にXR技術を活用した映像サービスを提供し、2030年3月期の売上高15億円を目標としています。ビブスタジオスのCEOであり、合弁会社の副社長を兼務するキム・セギュ氏は、2026年2月10日に東京都内で開かれた説明会で、「XRやAIの技術を基盤に、サービスや人材育成を通じて日本の産業界の力になりたい」と述べ、事業への意欲を示しました。
この新事業は、デジタル技術の進化に伴う市場ニーズの高まりに対応し、エンターテインメントから企業教育まで、多様なシーンでの活用が期待されています。パソナグループは、XR技術の応用により、映像制作の新たな可能性を開拓していく構えです。