福島競馬場の立体模型が旧堀切邸に登場 つるし雛技術で精巧に再現
福島競馬場の立体模型 つるし雛技術で精巧に再現

つるし雛の技で競馬場を精巧に再現 福島市飯坂婦人会が立体模型を制作

福島市飯坂町の旧堀切邸で開催中の「つるし雛かざり」に、福島競馬場の様子を再現した立体模型が登場し、来場者の注目を集めています。この模型は、地元の飯坂婦人会がつるし雛の伝統技術を応用して制作したもので、競馬場の臨場感あふれる光景を細部まで精巧に表現しています。

16回目を迎えるつるし雛かざり 干支にちなんだ作品を毎年制作

飯坂婦人会によるつるし雛かざりは今年で16回目を迎えます。会員たちが一針一針に心を込めて制作したつるし雛が、旧堀切邸の主屋と十間蔵に展示されています。同婦人会は毎年、干支などをテーマに作品を制作しており、今年は午(うま)年にちなんで福島競馬場を選びました。

立体模型は「いいざか温泉記念」の緑のターフを舞台に、15頭の競走馬が疾走する姿を再現。競走馬の肉付きや疾走感がリアルに表現され、ゴール板の上の三春駒や内馬場の様子も細かく作り込まれています。特に騎手の帽子やゴーグル、手に持った鞭、ゼッケンなどの再現力の高さには驚かされます。

細部へのこだわりが光る 勝負服のはぎれまで使用

模型制作における細部へのこだわりは特筆に値します。一部の騎手の服には、福島市の河野テーラーから譲り受けた勝負服のはぎれが使用されています。このテーラーは実際に競馬関係者の服を仕立てており、本物の素材を使うことでよりリアルな表現を追求しました。

つるし雛かざりは飯坂婦人会と市観光開発の主催で、午前9時から午後8時まで開催されています。3月3日まで展示され、入場は無料です。初日には午前10時からオープニングセレモニーが行われ、旅館の若旦那による三味線ユニット「飯坂だ べした~ず」の演奏や、飯坂小学校3年生のパフォーマンスも披露されました。

この立体模型は、伝統的なつるし雛の技術と現代的な模型制作が融合した独自の作品として、地域の文化活動の新たな可能性を示しています。来場者からは「細かい部分までよくできている」「競馬場の雰囲気が伝わってくる」などの声が寄せられています。