日大三高野球部員2人を書類送検 女子生徒のわいせつ動画を拡散か
日大三高野球部員2人書類送検 わいせつ動画拡散 (12.02.2026)

日大三高野球部員2人を書類送検 女子生徒のわいせつ動画を拡散か

警視庁少年育成課は2026年2月12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造、提供)の疑いで、日本大学第三高等学校(東京都町田市)の硬式野球部に所属する17歳と16歳の男子部員2人を書類送検した。女子生徒にわいせつな動画を撮影させ、複数の野球部員に拡散させたとされる事件で、高校野球界に衝撃が走っている。

「絶対に消すから」と告げていたか

捜査関係者によると、17歳の男子部員は昨年3月から6月にかけて、知り合いの女子生徒(15歳)にわいせつな画像1点と動画2本を撮影させ、3回にわたって交流サイト(SNS)を通じて自身のスマートフォンに送らせたとされる。さらに、そのうちの動画1点を16歳の男子部員に提供した疑いが持たれている。

16歳の部員は、この動画を同年5月から10月にかけて、別の野球部員らに送信したとされている。2人は容疑を認めており、「やってはいけないことをやってしまった。(女子生徒に)謝罪したい」「軽率な行動だったと深く反省している」などと話しているという。

また、17歳の部員は女子生徒に対して「(動画は)絶対に消すから」と告げていたことが明らかになった。しかし、実際には動画が拡散され、事件が発覚する結果となった。

保護者の相談で事件が発覚

事件は昨年10月、女子生徒の保護者が「娘の動画が拡散しているようで心配だ」と警視庁に相談したことをきっかけに発覚した。捜査関係者によると、動画は野球部員数十人に拡散されたが、現時点では野球部員以外への拡散は確認されていないという。

日大三高は甲子園に春夏通じて計40回出場し、これまでに3度の優勝を誇る名門校である。今回の事件は、同校の野球部にとって大きな汚点となった。

児童ポルノ被害の現状

警察庁の統計によると、2024年に児童ポルノの被害にあった18歳未満の子どもは1265人に上る。摘発された1424人のうち、高校生が407人を占めており、若年層による事件が深刻な問題となっている。

今回の事件は、SNSを介したわいせつ動画の拡散が容易になった現代社会の課題を浮き彫りにした。警視庁は今後も同種の事件の取り締まりを強化していく方針を示している。