東京メトロは28日、2028年3月以降に運賃の値上げを含む運賃改定を検討していることを明らかにした。同日開催された決算会見で、小坂彰洋社長が発表した。
値上げの目的と時期
小坂社長は、値上げの目的について、利便性向上のための設備投資などに充てるためだと説明。「中長期的な成長を実現する基盤を構築するため」と理由を述べた。値上げの時期については、国土交通省の認可手続きなどを経る必要があるため、「最速で28年3月、もしくはそれ以降」としている。
過去の値上げと首都圏の動向
東京メトロは、駅のバリアフリー化を推進するため、2023年3月に全路線の運賃を一律10円値上げした。首都圏の鉄道運賃をめぐっては、今年3月にJR東日本が平均7.1%、西武鉄道が平均10.7%の値上げをそれぞれ実施している。
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この記事を書いた人:吉田貴司(経済部、国土交通省担当)
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