高市早苗首相は2日、ベトナムの首都ハノイでレ・ミン・フン首相と会談し、重要鉱物のサプライチェーン強化で協力を確認した。中国が輸出規制など経済的威圧を強める中、日本は安定供給の確保を目指す。また、中東情勢の悪化を踏まえ、原油や石油関連製品の安定的な調達についても意見交換を行う見通しだ。
重要鉱物とエネルギーの安定確保
ベトナムはレアアース(希土類)の一定量を埋蔵しており、日本は医療用など石油関連製品を東南アジアから多く輸入している。高市首相は会談を通じて、これらの重要物資の安定供給につなげたい考えだ。両首脳は会談後、共同記者発表に臨む予定。
先端技術分野でも連携強化
会談では、人工知能(AI)や半導体、宇宙分野での連携強化で一致する見通し。安全保障分野では、日本が同志国軍を支援する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を含む協力の在り方について協議する。
首相の演説と今後の日程
高市首相は、日本が外交の柱とする「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化に関する演説も予定している。また、最高指導者のトー・ラム共産党書記長(国家主席)らとも会談する。



