皇族数確保策に関する衆参両院の全体会議が、5月中旬にも再び開催される見通しとなった。森英介衆院議長は、立法府の総意をまとめるにあたり、衆院野党第1党である中道改革連合に対し、次回会合までに党内意見を集約するよう猶予期間を設けた。
森議長、中道に1カ月の猶予
森氏は4月15日に開かれた全体会議で、中道に対し「おおむね1カ月後をめどに党の見解をまとめてほしい」と要請した。自民党は「来週まで」と前倒しを求めたが、森氏はこの要求を退けた。幅広い合意形成を重視し、中道に配慮した結果とみられる。
中道側にとっては、1カ月という期間内に必ず結論を出すよう迫られる形となった。中道の笠浩史検討本部長は、5月7日に取りまとめ案を示した上で党内協議を重ね、12日の執行役員会で報告する段取りを描いている。
主要論点は2案
皇族数確保策を巡っては、政府の有識者会議が提起した以下の2案が主要な論点となっている。
- 女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案
- 皇統に属する男系男子の養子縁組を認める案
これらの案について、与党や国民民主党、公明党などは肯定的に評価している。一方、中道の所属議員を対象としたアンケートでは、女性皇族の身分保持案についてはおおむね賛同が得られたものの、男系男子の養子縁組案については賛否が分かれる結果となった。



