パキスタンの仲介で合意した米イラン停戦、維持へ要請とイスラエルの軍事示唆
米国とイランの緊張緩和を仲介したパキスタンのムハンマド・ダール副首相兼外相が、両国間で合意された2週間の停戦の維持を強く呼びかけました。ダール氏は12日の協議後に声明を発表し、当事国が「約束を守り続けなければならない」と強調しました。
パキスタンの積極的な外交努力
パキスタンは米国とイラン双方と親密な関係を築いており、今回の協議ではダール氏とアシム・ムニール陸軍参謀長が両代表団の間に入り、何度も調整を行ったと伝えられています。協議後、ダール氏は外交的解決を目指して連携してきたエジプトやトルコなどの外相と相次いで電話会談を実施し、対話の継続に向けた協力を確認しました。
イスラエル首相の軍事行動示唆
一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は11日、動画声明を通じて、米国との対イラン軍事作戦について「まだ終わっていない」と述べました。これはイランとの戦闘再開を示唆するものと見られています。ネタニヤフ首相は、イランの濃縮ウラン撤去について「合意か別の方法で取り除く必要がある」とし、軍事的選択肢を排除しない姿勢を明確にしました。
この発言は、パキスタンが主導する停戦維持の動きとは対照的であり、中東地域の緊張が依然として高い水準で続いていることを浮き彫りにしています。国際社会では、外交的解決と軍事的緊張の狭間で、今後の展開が注目されています。



