1月貿易収支、1兆1526億円の赤字に転落 対米輸出は5%減で関税影響か
1月貿易赤字1.1兆円 対米輸出5%減、関税影響懸念

1月貿易収支、1兆1526億円の赤字に転落 対米輸出減少で関税影響が焦点

財務省が18日に発表した2026年1月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆1526億円の赤字となりました。これは3カ月ぶりに赤字に転じたことを意味し、経済関係者の間で注目を集めています。

対米輸出が5.0%減、2カ月連続の減少傾向

特に注目されるのは、米国向けの輸出額が前年同月比で5.0%減少した点です。これは2カ月連続での減少となり、トランプ米政権による高関税措置の影響が懸念材料として浮上しています。輸出業者や経済アナリストの間では、関税措置が日本の対米輸出に与える影響について、引き続き注視が必要との声が上がっています。

世界全体の輸出は増加傾向、輸入は微減

一方で、世界全体の輸出額は前年同月比で16.8%増加し、9兆1875億円となりました。これは5カ月連続の増加を示しており、一部の地域では堅調な需要が続いていることがうかがえます。輸入額は2.5%減少して10兆3401億円となり、国内の需要動向や為替変動の影響が反映された形です。

今回の貿易統計のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 貿易収支:1兆1526億円の赤字(3カ月ぶりの赤字転落)
  • 対米輸出:前年同月比5.0%減(2カ月連続の減少)
  • 世界全体の輸出:16.8%増(5カ月連続の増加)
  • 輸入:2.5%減

経済専門家は、今後の動向として、米国の関税政策が日本の輸出に与える影響を注視する必要があると指摘しています。また、世界経済の不確実性が高まる中、貿易収支の改善に向けた取り組みが求められるでしょう。