大和ハウス工業が福岡県嘉麻市に工業団地を整備へ 市単独計画中断を受け名乗り
大和ハウス工業が嘉麻市に工業団地整備 市単独計画中断で

大和ハウス工業が福岡県嘉麻市に工業団地を整備へ 市の単独計画中断を受け名乗り上げる

住宅大手の大和ハウス工業(本社・大阪)が、福岡県嘉麻市の山野地区において工業団地の整備に乗り出すことを正式に決定しました。同社は嘉麻市と連携協定を締結し、4年後の完成を目指して事業を推進していく方針です。

計画の背景と経緯

この工業団地の予定地は、現在のところ大部分が山林となっている地域です。開発面積は約14ヘクタール、分譲面積は約8ヘクタールを予定しています。立地条件としては、国道201号に接続しやすいことや、食品工場などが集積する飯塚市の飯塚工業団地に隣接している点が大きな特徴です。

当初、嘉麻市は単独での開発計画を検討していましたが、2024年に市議会で予算案から削除され、計画は中断していました。この状況を受け、全国で工業団地整備を手がける実績を持つ大和ハウス工業が名乗りを上げ、新たな開発主体として動き出したのです。

連携協定の締結と今後の展開

今月上旬には、嘉麻市役所において式典が執り行われ、大和ハウス工業北九州支店の徳永光彦支店長赤間幸弘市長が協定書を交わしました。協定に基づき、同社は用地買収や企業誘致のための交渉などを進め、市側は国や県、商工団体との調整などを担当することになります。

嘉麻市は、この工業団地への誘致企業として半導体や自動車関連企業などを想定しています。市産業振興課は「嘉麻市にふさわしい企業の誘致に取り組んでいただけると期待している。税収の確保につなげ、財政再建のきっかけにしたい」とコメントしています。

地域経済への期待

この計画は、嘉麻市の産業振興と財政健全化にとって重要なプロジェクトとなる見込みです。大和ハウス工業のノウハウを活かした開発により、新たな雇用創出や地域経済の活性化が期待されています。今後、具体的な企業誘致の動向や開発スケジュールの詳細が注目されるでしょう。