29日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が対ドルで下落し、一時1ドル=160円48銭と、2024年7月以来、約1年10カ月ぶりの円安ドル高水準を記録した。
円安進行の背景
原油価格の高止まりに加え、中東情勢の先行き不透明感を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方が強まった。これにより米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。
午後5時現在の為替レートは、前日比70銭の円安・ドル高となる1ドル=160円26~36銭。ユーロは1ユーロ=1.1669~79ドル、187円14~24銭で取引された。
FRBの金融政策決定
FRBは29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を3会合連続で据え置くことを決定した。この決定には4人が反対し、3人の連邦準備銀行総裁が今後の利下げに慎重な姿勢を示したことが、市場の利下げ期待を後退させる要因となった。
市場参加者の間では、FRBのタカ派的な姿勢が当面続くとの見方が広がっており、円安ドル高の流れはしばらく続く可能性があるとみられている。



