シロアリ被害で築100年超の駅舎が利用停止へ 佐賀・小城駅、寅さん映画のロケ地
シロアリ被害で築100年超駅舎利用停止 佐賀・小城駅

佐賀県小城市にあるJR唐津線の小城駅舎が、老朽化に伴い30日から利用できなくなることが判明した。この駅舎は築100年を超える木造建築で、国の登録有形文化財に指定されている。映画「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年)のラストシーンで、寅さんが東京・柴又に電話をかける場面の撮影にも使用された歴史を持つ。

シロアリ被害と耐震性の問題

小城市によると、駅舎は木造平屋建てで、現在は午前7時30分からの1時間のみ駅員が常駐している。待合室のほか事務所も併設されており、2014年にJRから市に無償譲渡された。2024年にシロアリの被害が発覚し、駆除作業が行われた。これを契機に2025年度に建物の詳細調査を実施した結果、大規模な地震などの揺れに耐えられない可能性が高いと判断された。JR九州とも協議を重ねた末、利用停止の決定に至った。

今後の対応と代替措置

駅舎の外にあるトイレは引き続き使用可能だが、券売機やインターホンは現在準備中で、当面の間は列車内または降車駅で乗車券の購入や問い合わせに対応するという。小城市の担当者は「建物の今後の活用方法は未定であり、関係機関と協議を進めていく」と説明している。

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文化財としての価値

小城駅舎は、映画「男はつらいよ」シリーズ第42作のロケ地として知られるだけでなく、地域の歴史的シンボルとして親しまれてきた。築100年を超える木造駅舎は全国的にも貴重で、その保存と活用が注目される。市は文化財としての価値を認識しつつも、安全面を最優先に判断した。

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