金沢百万石まつりに利家夫妻登場、観客に笑顔「加賀とび」披露も
金沢百万石まつりに利家夫妻登場、観客に笑顔

金沢百万石まつりのメイン行事「百万石行列」が6日、金沢市中心部で行われた。加賀藩初代藩主の前田利家公の金沢城入城を再現した行列で、約2500人(主催者発表)が青空の下を練り歩き、県内外から訪れた約42万人(同)の見物客が大きな歓声を上げながら見届けた。(北裏功、丸山梓乃)

今年は利家公役を俳優の大東駿介さん(40)、妻のお松の方役を俳優の菅井友香さん(30)が務めた。2人は放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」でそれぞれ同役を演じている。大東さんは劇中で実際に着用する衣装を身にまとい、勇壮ないでたちで行列に臨んだ。

午後2時過ぎ、約3キロ先の金沢城公園に向かって行列が金沢駅東広場前を出発。和太鼓の演奏が会場の雰囲気を高める中、大東さんと菅井さんが姿を現すと、観客は手を振ったり呼びかけたりして楽しんだ。白山市の女性(71)は「(放送中の)大河ドラマに出ている人で迫力があった」と満足そうだった。

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終演後の記者会見で大東さんは「利家公がいかに金沢で愛されているかを感じた」と振り返った。菅井さんは「元気を届けたいと思っていたが、たくさんの元気をいただいた」と感動した様子だった。

行列では、金沢市無形民俗文化財の「加賀獅子」の舞のほか、消防団員ら450人による「加賀とびはしご登り」も披露された。野々市市の男児(6)は、「片方の手足で体を支えている姿がかっこよかった。自分も大きくなったらやってみたい」と話した。

大学生の息子が加賀とびはしご登りで演技した金沢市の主婦の女性(50)は「息子の演技に感動し、涙が止まらなかった。地域の伝統行事に出ている姿を見られてうれしい」と誇らしげだった。

金沢城公園で能登応援コーナー

金沢城公園では能登半島地震や奥能登豪雨の被災地の魅力を発信する「能登応援コーナー」が設けられた。訪れた人たちは、仮想現実(VR)を使って能登の文化を疑似体験したり、特産品を買い求めたりして楽しんでいた。

能登6市町の文化や名所をVRで体験するコーナーでは、祭りで声を上げながらキリコを担ぐ住民らの迫力や、能登に伝わる揚げ浜式製塩の作業で塩田に海水をまく職人の様子を映像を通じて体感できる。地震で一部が崩落した珠洲市の見附島の被災前後を比較した映像もあり、被害の甚大さを伝えていた。

VRを体験した愛知県の小学5年の男児(11)は「キリコをみんなで担いでいる姿が印象的だった」と話した。

特産品の販売所で能登産の塩が使用されたサイダーを購入した三重県の自営業の男性(49)は「能登を応援したいという気持ちで購入した」と話した。

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