英彦山神宮で春の伝統神事 白装束の担ぎ手が神輿を担ぎ石段を駆け下りる
福岡県添田町の英彦山神宮で11日、田川地区に春の訪れを告げる御神幸祭が盛大に開幕した。この伝統的な神事では、白装束姿の男衆約130人が神輿を担ぎ、下り坂の石段を威勢良く駆け下りる勇壮な光景が繰り広げられた。
無病息災を祈願する春の神事
同神宮によると、御神幸祭は無病息災を祈願する重要な神事として長年受け継がれてきた。県外からも多くの崇敬者が担ぎ手として参加し、地域を超えた信仰の厚さを物語っている。祭りでは重さ約400キロにも及ぶ神輿3基が担がれ、約800メートル先の御旅所までを2日間かけて往復する。
11日はまず奉幣殿で神事が執り行われ、その後白の法被に足袋姿の男衆たちが神輿を担ぎ上げた。「わっしょい」という力強いかけ声と共に石段へと向かう様子は、まさに圧巻の一言だった。
見物客から拍手が沸き起こる
担ぎ手たちは約400メートル地点にある茶屋前の休憩所に到着すると、一旦神輿を下ろして一息ついた。肩をゆらしながら呼吸を整える参加者たちの姿に、沿道で見守っていた多くの見物客から自然と拍手が起こり、祭りを盛り上げた。
この神事のクライマックスとなる「お上り」、つまり御旅所から神宮へと神輿を戻す儀式は、12日午後2時から行われる予定だ。再び白装束の担ぎ手たちが神輿を担ぎ、石段を上る勇壮な姿が見られる。
英彦山神宮の御神幸祭は、単なる祭りではなく、地域の伝統と信仰が一体となった文化的行事として、今後も大切に継承されていくに違いない。



