川越八幡宮が創建1000年記念ビール「千年の杜エール」を発売 特産和紅茶で甘い香り
川越八幡宮が創建1000年記念ビール発売 和紅茶使用 (07.04.2026)

川越八幡宮が創建1000年記念ビールを発売 地元特産の和紅茶で甘い香り

埼玉県川越市の川越八幡宮が、2030年に迎える創建1000年を記念した限定ビール「千年の杜エール」を発売しました。地元を拠点に地ビール「COEDOビール」を販売する「協同商事」との連携により開発され、市特産の「河越茶」の茶葉を使った和紅茶を使用しています。ふわりとただよう甘い香りとさわやかな後味が特徴で、幅広い世代から人気を集めています。

和紅茶のまろやかさで飲みやすく

ビールは3月27日に発売され、「千年の杜エール」と名付けられました。和紅茶は国産の茶葉を使った紅茶で、輸入ものより渋みが少なく、まろやかとされています。和紅茶を使うことで、色素がにじむ赤みがかったあめ色になり、ビール特有の苦みも薄く、フルーティーな味わいを楽しめるのがポイントです。

企画したのは、八幡宮の榊原祥光宮司(59歳)。地元のビール愛好家のグループでつながりがあった協同商事に持ちかけて実現しました。「市の特産品を使った商品にしたい」との思いもあり、狭山茶の起源とされ、茶葉が川越周辺で栽培されている河越茶を使用しました。

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開発過程での工夫とこだわり

当初、香りがしっかり出る河越茶のほうじ茶を試しましたが、苦みも強めで飲みにくさがありました。よりまろやかな和紅茶に切り替えたところ、「飲みやすく老若男女にも親しんでもらえるビールになった」と榊原宮司は語ります。

茶葉をつけ込むのは発酵・熟成前の麦汁です。協同商事の醸造所で2月に行われた仕込み作業では、大量の茶葉を入れたネットをタンク内1000リットルの麦汁に巨大なティーバッグのように浸し、和紅茶の味と香りを染み込ませました。

商品開発を担った同社の佐藤大地さん(36歳)は「透き通った見た目にもこだわった」と話します。茶葉に多く含まれるポリフェノールは、麦芽に含まれるたんぱく質と結合して凝固すると沈殿し、濁りが生じやすいため、通常より工程を一つ増やして沈殿物を取り除きました。「重たい印象の見た目にならず、ごくごく飲めるクリアなビールに仕上がった」と胸を張ります。

販売状況と今後の展望

商品は333ミリ・リットルで税込み498円。蔵造りの街並みが残る「一番街」の酒店などで販売されており、国内だけでなく、外国人観光客にも人気です。榊原宮司は「川越の歴史を感じながら1000年に1度の一杯を楽しんでほしい」と期待を込めています。

この限定ビールは、地元の伝統と現代の技術が融合した商品として、地域活性化にも貢献することが期待されています。川越八幡宮の創建1000年を祝う記念品として、多くの人々に親しまれることでしょう。

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