福島県の郷土玩具として知られる「赤べこ」の海外輸出が好調だ。2025年度の輸出額は過去最高を更新し、前年比で約30%増加した。特に欧米諸国での需要が大きく伸びており、日本の伝統工芸品としての評価が高まっている。
海外で人気の理由
赤べこは、赤い体に黒い斑点模様が特徴的な牛の張り子細工。頭が揺れる愛らしい動きと、疫病除けの縁起物としての意味合いが、海外の消費者に受け入れられている。SNSでの拡散により、インテリアとしての価値も注目されている。
輸出先の拡大
従来の輸出先はアジア圏が中心だったが、近年はアメリカやフランス、ドイツなどへの輸出が増加。オンライン販売や海外の展示会への出品が奏功し、新たな市場を開拓している。
地元職人の取り組み
需要増に対応するため、県内の職人たちは生産効率の向上に努めている。原材料の確保や後継者育成にも力を入れ、伝統技術の継承と海外展開の両立を図っている。
- 赤べこの輸出額は過去5年で倍増
- 欧米向けの輸出が全体の約6割を占める
- 職人組合では英語対応のパンフレットを作成
今後の展望
福島県は、赤べこを地域のブランド力向上に活用したい考え。観光資源としてもPRし、海外からの観光客誘致にもつなげたいとしている。伝統工芸品の海外展開は、地域経済の活性化にも貢献すると期待されている。



