冬季五輪スピードスケート開催地案に異議、チェコの銀メダリストが「まるでW杯」と批判
冬季五輪スピード開催地案に異議、チェコ選手が「まるでW杯」

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開催中、2030年大会のスピードスケート競技開催地をめぐる議論が浮上している。現在検討されている案では、フランス・アルプス地域で開催される予定の2030年冬季五輪において、スピードスケート競技をイタリアまたはオランダで行う可能性が示されている。

銀メダリストの強い反発

この計画に対し、チェコ代表のスピードスケート選手であるイレク氏が明確な反対意見を表明した。8日に行われた男子5000メートルのメダリスト記者会見において、海外メディアからの質問に応じたイレク氏は、自身の立場をはっきりと述べた。

「五輪の雰囲気を味わえず、まるでワールドカップのような感じになる。断固反対だ」と、同選手はきっぱりと語った。この発言は、競技が主要開催地から離れて行われることによる、オリンピック独特の一体感の喪失を懸念するものだ。

広域開催計画の詳細

2030年冬季五輪は、2026年大会と同様に広域開催が計画されている。これは複数の地域や国に競技会場を分散させる方式で、組織委員会は今後詳細な検討に入るとされている。

現在進行中の2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪では、ノルディックスキー距離競技などがイタリア・テーゼロの会場で行われている。同会場にはすでに五輪マークが設置され、4日時点で準備が整えられていた。

イレク選手のコメントは、単なる個人の意見ではなく、アスリートたちの間で広がる懸念を反映している可能性がある。五輪の伝統的な開催形式から離れることに対して、競技者側から明確な異議が唱えられた形だ。

大会組織委員会は、こうした選手の声をどのように受け止め、今後の計画に反映させるかが問われることになる。国際オリンピック委員会(IOC)も、アスリートの体験を重視した開催方式の検討が求められるだろう。