フランチェスカ・ロロブリジダ、35歳の誕生日に地元五輪で金メダルを獲得
ロロブリジダ、35歳の誕生日に地元五輪で金メダル

フランチェスカ・ロロブリジダ、地元五輪で歴史的な金メダルを獲得

2026年2月7日、ミラノ・コルティナオリンピックのスピードスケート女子3000メートルで、フランチェスカ・ロロブリジダ(イタリア)が五輪新記録となる3分54秒28で優勝しました。この勝利は、開催国イタリアに今大会初の金メダルをもたらすとともに、スピードスケートでは同国女子として史上初の金メダルという快挙となり、会場は地元ファンの熱狂的な歓声に包まれました。

35歳の誕生日に最高のプレゼント

この日はロロブリジダの35歳の誕生日でした。レース後、彼女はすぐに息子のもとへ走り出し、ギュッと抱きしめる感動的なシーンが繰り広げられました。「人生最高で完璧な日。何より息子と夫、家族がここで応援してくれたから」と語り、自らの手でつかみとった金メダルに歓喜の表情を浮かべました。

圧巻のレース展開と競技復帰への道のり

ロロブリジダは序盤からスピードを生かし、終始安定したラップタイムをマーク。体力勝負の終盤も粘り強く滑り、2位に大差をつける圧巻のパフォーマンスを見せました。2022年北京五輪では3000メートルで銀メダルを獲得し、その翌年に息子を出産。一時競技から離れましたが、復帰後、2025年には世界距離別選手権5000メートルで優勝を飾るなど、着実な成長を遂げてきました。

年間250日以上も家を離れる生活の中で、競技と育児の両立は決して容易ではなく、地元開催の大舞台で活躍できるか不安もあったと明かしました。しかし、「母であることと競技のいずれかを選んだわけではないと伝えたかった」と強調し、どちらも諦めずに最高の形で思いを遂げました。表彰台では誇らしそうに金メダルを見つめ、「信じられないけど、五輪がイタリアで開催されている。これは私の夢の中の夢だった」と語りました。

選手としての経歴と今後の展望

フランチェスカ・ロロブリジダはローマ近郊フラスカティ出身で、インラインスケートの選手として活躍後、2008年からスピードスケートのワールドカップに出場しています。冬季五輪には2014年ソチ大会から4大会連続で出場し、北京大会では女子マススタートでも銅メダルを獲得するなど、多岐にわたる実績を誇ります。今回の金メダルは、彼女の長年の努力と家族の支えが実を結んだ瞬間であり、今後の競技生活にも新たな弾みを与えることでしょう。