坂本花織、SPで最高演技構成点の37.15点を獲得し2位発進
2026年2月17日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、日本の坂本花織がほぼミスのない演技を披露しました。演技を終えた坂本選手はガッツポーズを見せ、両拳を握りながらにこりと笑みを浮かべました。
「楽しんで滑ることができ、満足度は高かった」
引退の意向を表明している今季のSPプログラム「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」では、音楽と調和したスピンとステップで観客を沸かせました。演技構成点は出場選手中最高の37.15点を記録。一部のジャンプを除き、着氷後もスケートがきれいに流れる滑りを見せました。
坂本選手は「楽しんで滑ることができ、満足度は高かった」と語り、自身のパフォーマンスについて「90%くらい。自分を褒めてあげたい」と満足げに振り返りました。七つの要素のうち五つで、出来栄え点(GOE)1以上の加点を得ています。
恩師ブノワ・リショー氏の教えを胸に
このSPは恩人であるブノワ・リショー氏の振り付けです。2018年平昌五輪後、4回転ジャンプを身につけなければと焦ってけがをした坂本選手に、リショー氏は「(他の要素を)パーフェクトにすることでしょ」とアドバイスしました。この言葉を胸に、スケーティングを磨き、プログラムの流れを切らずに披露する技によってGOEで稼ぐ戦略を築いてきました。
競技結果では、17歳の中井亜美選手が1位、坂本花織選手が2位、千葉百音選手が4位となりました。坂本選手は首位の中井選手と1.48点差の2位発進です。
3度目の五輪で金色のメダルを狙う
「最後の最後まで集中して頑張りたい」と意気込む坂本選手。3度目の五輪で、唯一手にしていない金色のメダルが狙える位置につけ、集大成となるフリープログラムに臨みます。これまでの戦略と経験を活かし、最高の演技を目指す姿勢が伝わってきます。
フィギュアスケート女子シングルは、ライバルたちの強力な演技が続く中、坂本花織の確かな技術と精神力が光る展開となりました。今後のフリーでの活躍が期待されます。