ミラノ五輪でフィギュア表彰台が刃こぼれ問題、組織委が表面取り換えで対応
五輪表彰台で刃こぼれ問題、組織委が表面取り換え対応

ミラノ五輪表彰台で刃こぼれ問題発生、組織委が緊急対応

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート団体表彰式において、表彰台の表面が原因で選手のスケート靴ブレードが刃こぼれする問題が発生した。大会組織委員会は2月10日、この問題に対処するため表彰台の表面を取り換えるなどの対応を実施したことを明らかにした。

「アスファルトのような状態」でブレードにダメージ

問題が発生したのは、2月8日夜に行われたフィギュアスケート団体の表彰式である。日本スケート連盟によれば、表彰台の表面にはスケート靴を保護するラバーなどの素材が貼られておらず、「石を切り出しザラザラとしたアスファルトのような状態」だったという。このため、表彰台に上がった各国選手のスケート靴ブレードが刃こぼれする被害が生じた。

団体戦の結果は、金メダルがアメリカ、銀メダルが日本、銅メダルがイタリアであった。日本の選手たちは銀メダルを獲得した喜びの一方で、競技用具に損傷を受けるという予期せぬ事態に直面することとなった。

日本連盟が抗議、組織委が対策を実施

日本スケート連盟は国際スケート連盟(ISU)にこの問題を報告するとともに、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて大会組織委員会に抗議を行った。連盟関係者は「選手の用具を損なうような状況はあってはならない」と強い懸念を示していた。

これを受けて大会組織委員会は10日の会見で、以下の対応を実施したことを発表した:

  • 表彰台の表面をブレードを傷つけない素材に取り換える措置
  • 国際スケート連盟の協力を得て、ブレード調整に必要な時間を通常より多く確保

組織委員会の担当者は「選手の安全と競技環境の確保を最優先に対応した」と説明している。

個人戦への影響と今後の展開

ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート個人戦は、アイスダンスが9日から開始されており、男子が10日、ペアが15日、女子が17日からそれぞれ競技が行われる予定である。今回の表彰台問題が個人戦の表彰式に影響を与えないよう、組織委員会は対策を徹底するとしている。

冬季オリンピックにおけるフィギュアスケートは人気競技の一つであり、選手の用具管理や競技環境の整備は大会運営の重要な課題となっている。今回の事例は、国際大会における細やかな配慮の必要性を改めて浮き彫りにした形だ。

日本スケート連盟は「今後も選手の権利と安全を守るため、適切な対応を求めていく」とコメントしている。ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは2月6日から22日まで開催されており、フィギュアスケート競技は大会のハイライトとして注目を集め続けている。