首都圏の私立大学で一人暮らし入学費用が235万円に、9年連続で過去最高を記録
首都圏の私立大学において、一人暮らしをしている2025年度入学生の受験から入学までにかかった費用が平均235万3983円となり、9年連続で過去最高額を更新したことが明らかになりました。この調査は東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)によって実施され、物価高の影響で生活用品や家賃などが高騰し、前年度より3万9202円増加しています。
調査の詳細と内訳
調査は昨年5月から7月にかけて、早稲田大学や独協大学など首都圏の9大学1短大の新入生の保護者を対象に行われ、約3600人が回答しました。費用の内訳は以下の通りです。
- 初年度納付金(入学金や授業料など):138万983円(前年度比1万5702円増)
- 入学時の住居費(家賃や生活用品を含む):69万8100円(同2万2400円増)
- 受験費用:27万4900円(同1100円増)
一方、自宅通学生の平均費用は164万7883円でした。仕送り額は出費が落ち着く6月以降で月平均9万1600円であり、家賃を除くと1日あたり660円となっています。これは最高だった1990年度の2460円の3割に満たない水準です。
学業への影響と懸念
東京私大教連の担当者は、「アルバイトなどの負担が大きくなり、学業がおろそかになれば深刻な事態だ」と指摘しています。物価高による費用の増加が学生の経済的負担を重くし、教育の質に影響を及ぼす可能性が懸念されています。
この調査結果は、私立大学を目指す学生や保護者にとって重要な参考データとなり、教育費の計画や支援策の必要性を浮き彫りにしています。今後も費用動向に注目が集まりそうです。



