大阪市中心部を走る鉄道新線「なにわ筋線」(2031年開業予定)の総事業費が、従来計画の3300億円からほぼ倍増となる6500億円に膨らむ見通しになったことが28日、明らかになった。物価高騰や地中の障害物撤去費用がかさむことが要因とされる。
事業費増加の背景
大阪府や大阪市によると、建設を担う第三セクター「関西高速鉄道」が、株主である府市に20日に報告した。資材や人件費の高騰に加え、地価上昇で土地取得費用が膨らんだ。さらに地中で見つかった障害物の撤去費用など、追加で計3200億円が必要と試算された。
計画の概要
なにわ筋線は、JR大阪駅から南海難波駅を経由し、JR新今宮駅付近までを結ぶ約11キロの路線。地下区間が多く、難航する工事が予想される。開業により、大阪都心の南北移動が大幅に改善されると期待されている。
今後の見通し
事業費の増大を受け、府市はコスト削減策を検討する方針。ただし、既に着工している区間もあり、計画の大幅な見直しは難しいとの見方もある。関係者は「安全かつ効率的な工事を進める」としている。



