道頓堀刺傷事件で新たな供述 容疑者が初対面女性にナイフを見せていた
大阪・道頓堀で発生した17歳の少年3人が刃物で刺され死傷した事件について、新たな詳細が明らかになった。殺人容疑で逮捕された無職の岩崎龍我容疑者(21)が、事件前日に初めて会った女性に折りたたみナイフを見せ、「病院送りにしたことがある」と話していたことが、関係者への取材で判明した。
事件前日の不気味な会話
岩崎容疑者は事件前日の13日夜、グリ下で初めて会ったという女性(20)に対し、折りたたみナイフを見せながら「いつも持ち歩いている。病院送りにしたことがある」などと話していたという。この女性は読売新聞の取材に応じ、当時の様子を証言した。
さらに、死亡した会社員の少年(奈良県田原本町)の首には深い傷があったことが捜査関係者への取材で明らかになっている。岩崎容疑者は殺意を否定しているが、大阪府警は強い殺意があったとみて慎重に調べを進めている。
事件後の不可解な行動
事件発生後、岩崎容疑者はこの女性に電話をかけ、「グリ下にいられなくなった。近くのボウリング場に来て」と伝えた。女性は指示に従って現場に向かったが、岩崎容疑者は現れず、その後連絡がつかなくなったという。
女性は取材に対し、「自分が巻き込まれていてもおかしくなかった」と述べ、事件の恐ろしさを語った。現場付近では15日午前、複数の捜査員が刺された場所を入念に調査する様子が確認されている。
捜査の行方と社会的影響
この事件は大阪の繁華街である道頓堀で発生したことから、地域住民や観光客に大きな衝撃を与えている。岩崎容疑者の動機や背景について、大阪府警は詳細な捜査を継続中だ。
事件現場となった道頓堀は、大阪を代表する観光地として知られており、安全対策の再検討を求める声も上がっている。今後、容疑者の経緯や事件の全容解明が急がれる。