福島市に県産木材を活用した木造校舎が完成、4月に小中一貫校が開校へ
桜の聖母学院中学校(福島市)の新校舎が完成し、4月の小中一貫校開設に向けて準備が整いました。建設を担当した三井ホーム(東京都)が1月13日に発表したもので、地産地消の理念に基づき、県産木材をふんだんに使用した木造校舎として注目を集めています。
耐震・耐火性に優れた温かみのある教育環境
新校舎は木造2階建てで、延べ床面積は約1470平方メートルです。既存の小学校の鉄筋コンクリート造り校舎に増築する形で建設され、耐震性と耐火性を高めつつ、木材の持つ温かみを感じられる設計が特徴です。
具体的には、床や壁の一部、下足箱、交流ホールのベンチなどに県産木材を採用しました。さらに、玄関口や教室、交流ホールでは柱や梁を露出させるデザインを取り入れ、自然素材の美しさを活かした空間を創出しています。
小中一貫校としての新たな教育の場に
学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダム(桜の聖母短期大学などを運営)は、学力向上や児童生徒の交流促進を目的に、男女共学の小中一貫校を設置します。これに伴い、福島市野田町にある中学校を同市花園町の既存小学校に移転し、グラウンドに新校舎を建設しました。
4月には併設型の「桜の聖母学院小学校・中学校」として開校し、一貫した教育プログラムを通じて地域の教育環境の充実を図ります。この取り組みは、持続可能な地域社会の構築にも貢献することが期待されています。
新校舎の完成は、地元経済への波及効果も見込まれており、県産木材の利用が地域産業の活性化につながる点でも意義深いプロジェクトと言えるでしょう。