三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」で昨年9月の大雨により車両が水没した問題で、同市の配管工事会社が、駐車場を所有する国などに対し、計787万円の損害賠償を求める訴訟を津地裁四日市支部に起こしたことが明らかになった。提訴日は4月17日付。
2件目の提訴、管理不備を主張
代理人の加藤寛崇弁護士によると、同駐車場の水没に伴う損害賠償請求訴訟はこれが2件目。今回、会社が訴えたのは、国と国道部分の管理会社「TFI」(東京)、市道部分を所有し駐車場全体を運営していた四日市市の第三セクター「ディア四日市」の代表取締役2人。なお、ディア四日市は破産手続き中のため、被告には含まれていない。
電動式止水板の故障放置を指摘
訴状によれば、大雨発生時に2カ所の電動式止水板が故障したまま放置されていたことなどが原因で浸水が生じたと指摘。浸水当日の1時間当たりの降水量は123.5ミリで、これは通常の予測範囲内であったことから、会社名義の乗用車2台が浸水被害に遭ったのは、国などに管理責任があると主張している。
加藤弁護士は「国などの対応に納得がいかないため、提訴に至った」と述べている。一方、国土交通省三重河川国道事務所は「訴状は受理している。内容については今後確認していく」とコメントしている。



