東京都の小池百合子知事は5月1日の定例記者会見で、都立公園で相次いだ倒木問題を受け、都有施設の高木約80万本を対象に実施した一斉点検の結果、約1万4000本(速報値)に枯れや枝折れなどの異状が確認されたことを明らかにした。その上で、「スピード感を持って」植え替えなどの対策を進める方針を示した。
一斉点検で1万4000本に異状
都は、都立公園などでの倒木を受け、都有施設の高木約80万本を対象に緊急の一斉点検を実施。その結果、約1万4000本に枯れや枝折れなどの異状が確認された。小池知事は「今回、現場職員も総出で点検を行い、1万4000本に絞られた。異状があると思われる樹木については、伐採や注意喚起などの応急措置を既に講じているところもある」と説明した。
その上で、今後の対応について「必要に応じて専門的な調査を行った上で、スピード感を持って順次植え替えなどさらなる措置を進め、都民の安全安心を確保していく」と述べた。また、人工知能(AI)も活用し、より効率的かつ効果的な点検を実施する考えを示し、「点検をすればするほどデータが集まることによって精度が高まる。いろんな工夫をしながら必要な対策をとる」と強調した。
こどもの日に向けた思い
5月5日のこどもの日を前に、小池知事は「チルドレンファースト」の理念の下、子どもの声を聞き政策に反映させる取り組みについて言及。子どもにとってどのような東京を目指すのかとの質問に対し、「ずっと失われた何十年と言っているが、デフレマインドから脱却する必要がある。賃上げなどが必要なところもあろうし、経営もAIによってかなり変わってきている業種もある」と指摘した。
その上で、「できるだけ子どもの声を聞く受け皿を、都としてできること、基礎自治体と連携を進めることによって、東京で育つ子どもさんが安心して、明日の方がきっといいよねと思ってもらえるような方法を駆使していきたい」と述べ、子どもにとって明るい未来を実現する決意を示した。



