金正恩体制下で少なくとも358人処刑か 韓国団体が報告書
韓国を拠点とする国際人権団体「転換期正義ワーキンググループ」は28日、2011年12月以降の北朝鮮・金正恩体制下で少なくとも358人が処刑されたとする報告書を公表した。報告書は脱北者や北朝鮮専門のネットメディアの情報を分析したもので、恣意的な処刑に対する国際社会の懸念を無視した「重大な人権侵害」だと問題提起している。
罪状の内訳と処刑方法
罪状の内訳では、韓国の映画やドラマ、音楽のほか、宗教を含めた外国の文化や情報を流布させるなどの「統制違反行為」が約20%を占めた。次いで殺人が約13%、薬物違反が約11%となっている。処刑方法としては、小銃や機関銃による銃殺刑が最多で、公開で執行されることもあったという。
報告書は、北朝鮮の人権状況の深刻さを国際社会に訴える狙いがある。金正恩体制下では、政治犯や脱北者だけでなく、日常的な統制に違反した市民も処刑の対象となっている実態が浮き彫りになった。



